頼 政

埋れ木の 花咲くことも無かりしに みのなる果ては あはれなりけり
(埋れ木が花を咲かせることのないように、埋れ木のままで死に行くわが身のあわれさよ)

源頼政像

源頼政像(MOA美術館像)

作者:世阿弥
季節:5月
舞台:平等院
分類:2番目物
出典:『平家物語』巻4

前シテ:里の老人
後シテ:源頼政の幽霊
ワキ:旅の僧
アイ:里の男

内 容

旅の僧が、都をめぐり奈良へ行く途中、宇治にやってきた。里の老人が僧を呼びかけ、宇治の名所旧跡を教える。平等院の頼政が自害した扇の芝の由来を語り、頼政の幽霊であることをなのって、消え去る。僧が頼政の菩提を弔うと、法体姿の老武者頼政が現れ、以仁王の挙兵のこと、宇治川の合戦のありさま、自害の様子を物語って、消えていく。

補 記

後シテの面は「頼政」と言う一曲専用のもの。鬚のない老体の顔に、金の入った目で、怪士(あやかし)系の面。

ゆかりの史跡

平等院 扇の芝・平頼政の供養塔|高倉宮跡|以仁王の墓・浄妙法師の墓

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